今日は、服部正法さんの本「裏切りの王国 ルポ・英国のナショナリズム」についてお話しします。この本は、2023年6月に発売されたもので、社会や政治について考えるための大切な本です。
この本の中では、「裏切られた」という気持ちがどこから来るのかを探る旅が描かれています。特に、ブレグジットという出来事が大きなテーマです。ブレグジットとは、イギリスがEU（ヨーロッパ連合）から離れることを決めたことを指します。この決定は、イギリスの中でたくさんの混乱を引き起こしました。
本の中では、いろいろな人へのインタビューや歴史の調査を通じて、ナショナリズムという考え方がどのように広がっていったのかが詳しく説明されています。ナショナリズムとは、自分の国を大切に思う気持ちのことです。でも、この気持ちが強くなりすぎると、他の国や人々を排除するような考え方につながることもあります。
本は二部に分かれていて、第一部ではブレグジットの前の状況を、第二部ではブレグジットの後の影響について語っています。例えば、移民の問題や、北アイルランドの複雑な事情、そして政治の中での様々な争いについても触れています。
この本を読むことで、私たちは自分たちの国についてもっと深く考えることができるかもしれません。ナショナリズムのうねりや、政治の変化が私たちの生活にどのように影響を与えているのかを知ることができるのです。
服部正法さんの「裏切りの王国」は、ただの歴史の本ではなく、私たちが今を生きるためのヒントがたくさん詰まった本です。興味がある方は、ぜひ手に取ってみてくださいね！
