この物語は、第5回小学館ライトノベル大賞で優秀賞を受賞したんだ。すごいよね！
物語の主人公は、海里克也（うみさと・かつや）という男の子。どうしてここにいるのか、全然覚えていない。実は、彼は10歳のときに大きな事故に遭って、両親と一緒に大切な記憶を失ってしまったんだ。だから、最近のことしか思い出せないの。
でも、彼の周りには不思議なことがたくさん起こるんだ。保険医の鏡（かがみ）から「見えないモノが見えてない？」と言われて、ドキッとしちゃう。実は、自販機の陰に倒れている少女や、靴箱に入れられた不幸の手紙が見えることがあるんだ。これは幻覚なのか、それとも彼の中にもう一人の自分がいるのか…？
克也は、怖い思いをしながらも、唯一の心の支えである幼なじみの宮崎ひなた（みやざき・ひなた）のところへ向かうよ。彼女が、実は幻覚で見ていた少女だと気づくんだ。真実は目の前にあるのかな？
この物語は、感情がいっぱい詰まっていて、読んでいると心がドキドキするよ。著名な作家、麻枝准（あさえだ・じゅん）さんもこの作品を絶賛しているんだ。カラーイラストやモノクロの挿絵もあって、見た目も楽しめるよ。
「キミとは致命的なズレがある」は、記憶や友情、そして不思議な出来事が絡み合った物語。ぜひ、手に取って読んでみてね！
